住宅ローンの種類
住宅ローンを組む場合、最長で35年間です。
但し、返し終わる年齢が満80歳あるいは
79歳になります(これは保証会社によって違います)から注意して下さい。
住宅ローンには3つの金利タイプがあります。
固定期間選択型金利
固定期間選択型金利とは
金利は一定期間は固定だが、
その期間を過ぎると金利は経済情勢に合わせて変動します。
10年、5年、3年の中から期間を選びます。
変動型金利
変動型金利とは
市中の金利の変化により適用金利が変わります。
年2回の見直しが行なわれます。
全期間固定金利
全期間固定金利とは
借入から完済までずっと金利が変わりません。
その中で、変動型金利や固定期間選択型の
固定期間の短いタイプの金利が最も低く、
固定期間選択型の固定期間の長いタイプはやや高くなり、
最も高いのは全期間固定のタイプです。
正しい選び方
ではどのタイプを選んだらよいのでしょうか?
それぞれのメリット、デメリットをご紹介しましょう。
まず、現在は超低金利時代ですので、
変動金利や、固定期間選択型の低金利を選ぶ人が多いようです。
しかし、超低金利ということは、
借り入れてから金利が下がる確立は低く、
あがる可能性の方がはるかに高いのです。
そうなった時に何が起きるのか?
それを理解しておかないと後悔することになりかねません。
それが真っ先に変動型金利を選んだ人に影響します。
半年毎の金利見直しは、金利の上昇が始まれば
あっという間に1%くらい上がることになりかねません。
例えば仮に2800万円を35年で変動金利で借りた場合、
金利0.625%(メガバンク金利)として
毎月の返済額は79,544円。
3年後に1%上がって1.625%になった場合、
89,637円になります。
12.6%アップです。
収入の増加がここまで見込めるでしょうか?
また、固定期間選択型を選んだ人は、
当初店頭金利か2.55%(地方銀行)引き下げられていますが
、固定期間が満了すれば、0.7%から1.0%引き下げ、
というように引き下げ率が低くなるということは
返済額が確実に多くなるということです。
ではどのような返済計画を立てたらベストでしょうか?
やはり一番安全なのは、全期間固定金利型でしょう。
とはいえ、折角の超低金利時代なのですから、
やはり変動金利や固定期間選択型の金利は
捨てがたいという人もいるかもしれません。
金利の上昇もいつ始まるのかわからないことですし。
まとめ
その場合、何より返済計画に十分に余裕を持たせて
金利上昇が発生しても慌てなくてすむ
計画を立てることが大切になってきます。
また、ボーナス返済を組み込まずに、
ボーナスや毎月の収入の中から貯蓄をして一定額に達したら、
繰上げ返済をして出来るだけ元金を減らしていくことです。
そうすることにより、返済期間を短くしていけばリスクは小さくなります。
いずれにしても目先の金利だけでなく、
しっかりと将来を見据えて確実な資金計画、
返済計画を考えておくことが重要です。
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