女神山(めのかみやま)
今回は高木芳子がお送りいたします。
先週の日曜日、甥の結婚式に出席する為に、久しぶりに蓼科を訪れました。
その日はとても天気がよく、ちょうど唐松の紅葉が、日の光にキラキラ輝いていてとてもきれいでした。
秋の蓼科
そこは、標高約1300mの静かなところ。
蓼科山を目の前にして、それは清々しい気持ちになりました。
続く、横岳、八ヶ岳連邦はとても雄大で、美しく、二人の門出に相応しい場所でした。
女神山
そういえば、アララギ派の歌人、
伊藤左千夫は
蓼科山を
「信濃には八十(やそ)の高山ありといえど女(め)の神山の蓼科われは」
と讃えています。
その姿は、別名「諏訪富士」と呼ばれるとおり美しい円錐形で、
丸い頭と優美な姿は郡を抜いているので、深田久弥は日本百名山のひとつに選んだのでしょう。
大自然の中でのウエディング
また、結婚式はというと、少人数でしたが、心に沁みるとても良いお式でした。
賛美歌とパイプオルガンが静かに鳴り響く中、花嫁がバージンロードをお父様と入場されたときには、私も胸が一杯になりました。
参列した人皆が祝福の拍手を送りました。
最初二人は、式はやらないと言っていたようですが、何度も話し合っているうちに親の気持ちが伝ったのでしょうか,「やる」ということになったそうです。
そんなすばらしい場所での式と披露宴はきっと生涯忘れられないものになるでしょう。
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