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茅野市の建築家 藤森照信

茅野市の建築家として有名な藤森照信氏、名前は知っていましたが、
ちょっと変わった建築家?位にしか思っていませんでした。
最近、友人が、滋賀県近江八幡市にある〔ラコリーナ近江八幡〕を訪れる機会があり、
とても人気があるという、その写真や話を聞いてとても興味を持ったので調べてみました。

ラコリーナ近江八幡

これは、和洋菓子のメーカー「たねや」が作り上げた複合施設です。
水田や棚田、畑などが広がる約35,000坪の敷地に、本社(銅屋根)やメインショップ(何と草屋根)、カステラショップ(栗百本)、そして(草回廊)が建つ。
これらの建築だけでなく、水田や棚田も藤森氏によりデザインされたものというから驚くばかりである。

そのつくりは

構造には鉄筋コンクリートなど現代的な素材や技術を用いながら、ファサードには自然素材を用いています。
最初にゲストを迎えるメインショップの屋根には高麗芝や高野槙が植えられ、曲がったり、二股に分かれたりした自然そのままに、皮を剝いだだけのクリの木が軒を支える。
自然素材以外のガラスや金属の部品は手加工。屋根の銅版曲げや土壁塗り、漆喰塗りの天井に木炭を貼り付ける作業は、社長以下、グループの社員や地元の学生などが手作業で行なっている。

その心は

「店の設計をしてほしい。〆切りは1ヵ月後。イメージは(丘)」
という施主のの依頼に対し、通常は3~4ヶ月かかる基本設計を、
約束どおり1ヵ月後に提出したという。
かねてより
「丘とは、森でも町でもなく、神様の造り給うた自然と人間の作った都市(町)の中間にあって両者をつなぐもの」
と認識していた彼は、
「この地の、緑でカバーされた小高い地形をそのまま建物の屋根にすればよい」
と、考えたという。

まとめ

もともとは、建築関係の研究者として業績を積み、1991年、44歳で建築家デビュー。
自然素材を大胆に取り入れ、かつ古来の技術を使うことを建築のテーマとしており、
独創的な建築作品は建築界に衝撃を与えました。
その作風は「インターナショナル・ヴァナキュラー(=国際的で・その土地固有の)」
という相反する二つの言葉で形容され、国内外の注目を集めています。

調べて行くうちに、地元茅野市にあるいくつかの藤森氏の建築物、
面白くて、不思議な、まるでジブリの世界のような建物を見ることが出来ます。
・「神長官守矢資料館」(じんちょうかんもりやしりょうかん)1991年
・「高過庵」(たかすぎあん)2004年

・「低過庵」(ひくすぎあん)2017年

・「空飛ぶ泥舟(どろぶね)」2010年


芸術の秋をお楽しみ下さい!

高木芳子

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