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暖房器具について「エアコン・ファンヒーター編」

長野県の冬は11月から3月くらいまでとほぼ半年間続きます。
寒い日の朝晩に活躍するのが暖房器具ですね!
今回は暖房器具の上手な付き合い方についてまとめてみました。

エアコン暖房

広い空間で長時間の運転という時に
最もお薦めしたいのが、エアコン暖房です。
エアコンは起動時に大きな電力を消費するのですが
設定温度になった後は自動車の5速運転みたいに
少量のエネルギーで室温を維持することが可能です。
そのため他の暖房機器とは異なり、
小まめにスイッチのオンオフを繰り返すよりも、
1時間程度の比較的短い外出時間であれば、
自動モードで付けっぱなしにしていた方が効率良く運転できます。
エアコンは、適切に活用すれば他の暖房機器と比べて最も省エネ性能が高いです。

ただし、エアコンが不快の原因となる場合もあるので、適切に対応が必要です。
一般的には空気が乾燥しやすくなるので、湿度が40%以下になるようであれば、
濡れタオルや洗濯物の室内干しで湿度を上げるように取り組みます。
どうしても乾燥しすぎる場合は、加湿器を使うと良いでしょう。
その際は蒸気の出ないタイプの加湿器をお勧めします。

またエアコンは、何年も掃除しないまま使っていると内部でカビが発生し、
有害な空気が吹出口から放出される可能性もあります。
できれば毎年清掃したいところ。
数年に一度の大掛かりな清掃は、業者への依頼も良いかもしれないです。

ファンヒーター

次に、灯油やガスを使ったファンヒーターです。
スイッチを入れるとすぐに勢いよく温風が出て、
小さな部屋ならすぐに暖めることができます。
また、エアコンほどではないが、省エネ性能もそれほど悪くないです。
そのため、断熱性能の高くない日本の一般的な住宅では便利な存在です。
ただし排気口があるFF式を除けば、灯油やガスを燃焼させるファンヒーターは、
原理的には家の中で焚き火をしているのと同じになるため注意が必要です。

ひとつは、室内の空気の悪化です。
燃焼により二酸化炭素など汚染物質が放出されるため、
ファンヒーターには必ず1時間に1~2回、
窓を開けて換気するようにという注意書きがされています。
真冬にそのとおりにすると寒くてたまらないので、
指示を守っている人は少ないはずだが、
長時間換気せずに使用し続けることは
健康リスクを高めることは知っておいたほうがいいでしょう。

もうひとつは、燃焼により水分が発生して湿度を上げること。
乾燥していた部屋が適切な湿度になるくらいまでは良いだろうが、
窓などには結露が発生しやすくなり、
カビやダニの増殖の原因にもなる可能性があるので注意したいところです。

なお高気密性の住宅では、ファンヒーター使用時にある程度の換気をしたとしても、
空気の汚染や結露の発生がひどくなるので絶対に使用しないで下さい。

暖房効率を高めるポイント

まとめで、上記の暖房機器の効率を高めるポイントを2つ紹介します。
1つは、空気を循環させること。
暖かい空気は上に行く性質があるので、
部屋の天井付近に暖気がたまりがちになります。
そこで、サーキュレーターや扇風機などを活用して
部屋の温度ムラを少なくするよう心がけたいです。
これだけでも暖房の効率が大きく変わります。

もう1つは、隙間をなくし断熱をすることです。
家の気密性能や断熱性能が極端に悪いと、どんなに機器を強運転で働かせても
せっかくの暖気が隙間から抜け、逆に足元から冷気が入り込んでしまいます。
それぞれの暖房器具の特徴を把握しながら、
適切に活用してこの冬を快適に乗り切って下さい!

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