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「前へ」

2019年スポーツの話題といえば

今年ももう12月!
高木芳子です。
年々早く感じるといいますが、まさにその通りです。
さて、皆さんは今年一番心に残るスポーツの話題は何ですか?
いろいろありましたね、野球、サッカー、スケート、陸上、フィギア、
私は、ダントツで、ラグビーです!
え?にわかファンでしょうって?!
その通りです(笑)。
でも、W杯のときからではありません。
もうちょっと前ですが、まあ、同じようなものですね。

実は昨年のある会合で、元明大ラグビー部監督の丹羽政彦氏のお話を聞く機会がありました。
その時は、ラグビーは余り興味が無く、丹羽氏のお名前も正直知らなっかたのです。
しかし、お話が進んでいくうちにラグビーの面白さや、チームワークの大切さが少しづつ伝わってきました。
そして出てきたのがかの有名な北島監督のお話でした。

「前へ」

今回は
明治大学を長い間引っ張ってこられた北島忠治監督の「前へ」を取り上げたいと思います。
ラグビーはルールが複雑そうに見えますが、非常にシンプルなスポーツです。
相手ゴールにボールをつければ得点となる(トライ)。
そして、そのボールを「前へ」運ぶ手段は非常に限られています。
なぜなら、「前にボールを投げてはいけない」からです。
ボールを前に投げたら、「スローフォワード」という反則となり、相手方のボールとなってしまいます。

では、蹴ればいいのか、と思うかもしれません。
しかし、蹴った場合は、その蹴った選手より前にいる味方はボールをとってはいけないのです。
蹴った人が蹴った後にその人たちを走って追い抜いたら、ボールを取る権利が得られるが、そうでなければ蹴った人より前にいる味方はボールを触ると反則になるそうです。
ではどうやって「前へ」ボールを運ぶのか
自分で持って走ればいいが、すぐにタックルにあう。
そこで一番確実なのがスクラムを組んで周りを固めて、皆で一直線に進んでいくことです。
それが、北島監督がこだわったラグビーの哲学であったといえると思います。(私もラグビーのルールは複雑で分からないのですが、ここまでは理解できました)

「前へ」とこだわった北島監督はとにかく強いフォワードを意識し、
フォワードによるスクラムでボールを前に運ぶことが最も確実であるとして、
強いフォワードを作り上げ、確実にボールを「前へ」と運んだ。といわれています。

まとめ

仕事をしていても、人間関係の中でも、自分の健康でも、
うまくいかないこと、思った通りにいかないことは多いですね。
しかし、そんなときにくじけずに、すこしずつでも着実に
「前へ」行く気持ちを持ち続けようと、
ラグビーW杯の南アフリカの優勝のシーンを見ながら思いました。
何が「前」か分からなくなる時もあるけれど、それでも「前へ」の気持ちは忘れずに、大切にしたいです。「前へ」たとえ少しづつでも、1歩づつでも「前へ」!

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