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Z空調開発物語

近年、地球温暖化などの影響により、日本の夏は、窓を開放するくらい
では、過ごせなくなるほどの暑さになってきました。
ここ信州でも、それは例外ではなく、真夏日、猛暑日が年々確実に増えています。
夏ばかりでなく、冬の時期も同様に、部屋は暖かくても、一歩部屋から出れば、ヒートショックの危険があるなど、健康被害を引き起こしてしまう危険性があります。

そんな中、注目を集めているのが、「全館空調」という住宅の冷暖房システムです。
全館空調は、住宅の断熱性を活かし、空気を逃がさず循環させ続ける、仕組みです。
今までも「全館空調」はありましたが、高額な上に、場所もとられて、あまり普及していませんでした。
このシステムを低価格かつ一般家庭でも簡単に取り入れられるよう工夫を重ね、「Z空調」によって世に出したのが、ヒノキヤグループです。

「最高品質と最低価格で社会に貢献」

この理念のもと、2009年経営を引き継いだヒノキヤグループ近藤社長は、徹底した規格化で低コストを実現したり、事業を多角化して、ハードからソフトまで一手に担うことで品質を保ったりとさまざまな工夫を続けてきましたが、既存事業の改革とともに近藤氏がすすめたのが、会社を成長させるためのM&A(企業の合併・買収)でした。

近藤社長曰く、「自分たちにない提供価値を持つ会社に対して、M&Aを実施し、売上高や企業規模を拡大させてきました。ただ、私たちのM&Aは本業である建築業を着実に育てられるかが大前提。別の会社で働いてきた方と仲間になるわけですから、相手方の社長とじっくり話し合い、考え方や社風がヒノキヤとマッチするかを重視してきました。」

そこで実現したのが、ヒノキヤの主力である断熱材事業を担う、株式会社アクアに対する人重視のM&Aです。
2018年には、「アクアフォーム」が戸建住宅吹付断熱材のシェア11%を獲得するまでになり、念願の東証一部上場も果たした日本アクア。
同じ年にヒノキヤグループも、東証一部上場を成し遂げました。

「日本の気候は年々過酷になっています。1年の中で、空調を使わない時期がどんどん短くなっています。日本の家を何とかしたい。」という思いから始まったそうです。

空調は家電メーカーの商品であり、住宅メーカーが関わるものではないそんな業界ごとの切り分けが、理想の空調に近づけない理由ではないのか?
そう考えた近藤社長は、大手空調メーカーのダイキン工業、24時間換気を支える協立エアテック、そしてヒノキヤグループの既存技術を掛け合わせた全館空調システムの開発に乗り出しました。

「Z空調」とは

他社の全館空調との違いは、コストパフォーマンスの高さ。
一般的な全館空調は、非常にパワフルなエアコン1台を使って複数階に張り巡らせたダクトで冷暖房するために、イニシャル・ランニング両方のコストが高くなります。
Z空調は、ワンフロアに1台ずつエアコンを設置し、ダクトもワンフロアずつなのでエアコンのパワーが市販のエアコンレベルであっても十分冷暖房できます。
2016年に発売を開始した「Z空調」。
提供価値に自信はあったものの、目に見えない室温にどれだけの人が関心を寄せるかは未知数だったといいます。

近藤社長は「Z空調」の」体感シーンを増やすために全国にある住宅展示場だけでなく、モデルハウスにも「Z空調」を備え、今住んでいる家との違いを実感してもらうことにしたそうです。

反響は?

特に30代のファミリー層から支持を受けている「Z空調」の家、ユーザーから集めたアンケートには、空間の心地よさだけではなく、「Z空調によりなくなったストレス」が多く記されていたことが特徴だっ
たといいます。
たとえば、
「子供の寝相が悪くて夜中に布団を掛けなおしていたけど、今は寝冷えする室温にならないので、ぐっすり眠れるようになった。」
とか、
冷暖房している部屋のドアを子供が開けっ放しにするので、「電気代もったいないでしょ!」といつも怒っていたけど「Z空調」はどこも同じ温度なのでイライラしなくなった、など。
こんなに反響があるとは想像以上だったそうです。

2020年1月時点で、受注実績10,000棟を超えるヒノキヤの「Z空調」は、1年中の家の温度を快適に保ち,身体にも家計にも優しい冷暖システムです。
家の中が、快適な温度になるだけで、潜在的にあったストレスがなくなり、特に今はテレワークの方も増え、家庭内のストレス軽減が必要になってくるのではないでしょうか。

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