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諏訪地方のお盆について

諏訪地域ではお盆は7月ではなく8月に行なっています。

茅野市の昭和の時代の懐かしいお盆のお話

13日にナスとキュウリで馬を作り(尻尾はとうもろこしのひげでした)
カトギの葉を編んだものを仏壇に敷きます。
夕方暗くなる前に白樺の皮で迎え火をたき
「お盆様 お盆様 この明かりでおいでなして、このあかりでおいでなして」と唱えていました。
16日には同様に送り火をたき「お盆様、お盆様 この明かりでおかえりなして」といっておくっていました。
なぜか不思議だったのは、我が家では、お盆様が家に来ているはずの
16日の朝にお墓参りをしていました。
お墓にはいないのでは?と子供心に不思議に思ったものでした。
そして我が家だけではなく、墓参りをしている家は多かったように思いました。

お盆の楽しみ

何といっても、公民館の庭に組まれた
やぐらの周りを大勢の人々が盆踊りをすることでした。
夜、音楽が鳴り始めるといそいそと大勢の人があつまりました。
音楽も大きな音でしたが誰も文句を言う人はいませんでしたね。
大人も子供も浴衣を着てうちわを手に、踊っていました。
また、最後の日には仮装大会が開かれ、女装したおじさんや
おなかに絵を描いって踊っている人がいて、とても楽しかったです。
夜に出かけることがほとんどなかった子供の頃、とても楽しみな行事の一つでした。

また、お盆の楽しみは家族が集まってご馳走をいただけることでした。
ご馳走といっても、てんぷらや、そうめんと何ということ無いものですが、お盆は特別感がありました。

夏休みが短い!!!

ただ一つ残念だったのは、夏休みが短い!!!ことでした。
お盆が終れば、秋風が吹き始め、すぐ2学期が始まるので、
宿題を片つけなければいけないのが気がかりでした。
特に自由研究は何をやったらいいのか決まらず、
最後まで残ってしまったのであまり好きでありませんでした(笑)

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