筋肉と糖尿病
こんにちは。
髙木芳子がお送りする筋肉とタンパク質シリーズは、その4まで続いています
が、今回は、少し寄り道をします。
寄り道、というより、筋肉のお話で、さらに応用編とでも言いましょうか。
今回は
筑波大学大学院教授の 久野 譜也 先生の著書
「筋トレをする人が10年後、20年後になっても老けない46の理由(ワケ)」
のなかから、抜粋でお話しましょう!
糖尿病は、「筋肉減少病」だった!
糖尿病は食事だけの問題と思っていませんか?
実は、糖尿病には筋肉量が大きく影響しているのです。
特に、筋肉量の減少が進みやすい50代,60代の人は要注意。
日々の筋トレで、糖尿病のリスクを予防しましょう!
糖尿病は、筋肉減少病である。
というと
きっとびっくりされる皆さんも多いでしょう。
食事“の問題を指摘されるならわかるけど、なんで、筋肉が関係してくるの?
と、思う方も多いのではないでしょうか?
でも、関係大あり。
「筋肉という工場」
そもそも、糖尿病とは、体内の過剰なブドウ糖を「筋肉という工場」が処理
きれなくなってきたために起こる現象なのです。
わたしたちが摂った食事は、ブドウ糖に分解されて血液中に入り、血液中のブ
ドウ糖はインスリンの働きによって筋肉に送られます。
そして、その「筋肉という工場」においてブドウ糖が加工処理されて、私たちが
日々活動するのに必要なエネルギーが生み出されているのです。
しかし、私たちの体の筋肉量は、中年以降じわじわと減り続けています。
「筋肉という工場」が減っているのにもかかわらず、原料のブドウ糖が相変わ
らずたくさん入ってきたとしたらどうなるでしょう。
当然、処理しきれないブドウ糖がたくさん余ってしまいますよね。
しかも、こうした状況がつづくと、工場へ原材料を仲介する役のインスリンが
機能しなくなり、インスリンを分泌する膵臓があまりの過剰負担に疲れ果てて
しまうようにもなります。
こうした流れによって、体中にブドウ糖があふれ、血糖値がどんどん上がって
糖尿病の症状が進行してしまうようになるわけです。
つまり、もともとの原因をたどれば、「筋肉という工場」の減少が大きく影響
しているのです。
まとめ
だから、糖尿病になりたくないなら、日々筋トレを頑張って筋肉量をなるべく
減らさないようにしていくことが大切なのです。
特に50代以上で血糖値が気になっている皆さんは筋肉量キープが必須!
もちろん、食事面でのカロリー計算も大事ですが,並行して筋トレが大事ですよ~!
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