地元から離れた長男に対して親はどのように思っているのでしょう？

この調査は、東京で働いている長男を持ち、
東京、神奈川、埼玉、千葉の１都３県以外に住む４０歳以上の
男女６１８人を対象に不動産情報サービスのアットホーム（東京）が行ないました。
長男の年代は20~40代。

地元に戻ることをあきらめている親66%にも！

まず、東京で働く長男が『地元に戻ってくること』についてお聞きしました。
・あきらめている・・・66.5％
・本心としては長男に戻ってきて欲しい・・・45.6％
でした。

長男から『ずっと地元には戻らない』といわれている人は53.9%と、半数を超えました。
『将来地元に戻って欲しい』と長男に伝えたことがある人は「遠まわしに言った。」「はっきり言った」を合わせて23.0%となりました。

地元に住んでくれるなら長男でなくてもいい

長男のほかに子供がいる人に
『長男以外の息子や娘に今後地元に住んでほしいか？』を尋ねたところ
・住んでほしい・・・42.1％
このうち
・地元に住んでくれるなら長男でなくてもいい・・・92.6％
に達しました。

また、『長男と同居したいか?』の質問に　　　　
・長男と同居したい・・・17.3％
・したいと思わない・・・82.7％

このうち『同居したいと思わない』と答えた人に、
近居（交通手段を問わず30分以内で行き来できる距離）はしたいか？の質問に
・近居はしたい・・・43.8％
・したいと思わない・・・56.2％
でした。

その理由を聞いたところ
・長男やその家族に気を遣うのがいやだから・・・50.2％
・今の地元を離れたくないから・・・31.0％
・東京やその周辺エリアで生活をしたくないから・・・22.0％
でした。

まとめ

皆さんはこの結果をどのように感じましたか？
やはりそうだったのかと思われた方、多いのではないでしょうか。
UターンとかIターンとか言われていますがやはり都会への1極集中は否めません。

ここからいろいろな問題点が見えてきますが、その一つに、親の住んでいる家が空き家になってしまうという空き家の問題が考えられます。
弊社はこの問題に強い関心を持ち、何とかしたいと思っているところです。次の回でこの問題を考えていきたいと思います。